2012年から2013年にかけて何回かFIとATMに来てくれたKさんから連絡がありました。
数年ぶりにFIをお願いしたいという内容でした。
最近腰の辺りから左脚にかけて重くて、
足には何か1枚布が被さっているような感覚で、
自分で動いたりしてみたものの、
なかなか良くならなくて・・・。
痛くはないんです、重いんです。
ということでした。
FIの後に立ってもらったときに、
「あっ、違う!」と即座に言われました。
全く重さが消えたわけではないようですが、
やる前と較べて、だいぶ軽くなったようです。
歩いても、最初よりも左右差が少なくなり、
ご本人もそれを感じていました。
調子が悪いときに、思い出していただいたのが、
素直にうれしいです。
今週の前半に川崎でやっているフェルデンクライスの
プラクティショナー養成のトレーニングコースに、
ゲストで3日間参加してきました。
先生は私が卒業したコースの教育ディレクターでもあった
エラット先生で、とても充実した内容でした。
3日間の参加だし、初日に行っていないので、
エラット先生のFIを受けるチャンスはないと思っていたのですが、
ダメもとで先生に聞いてみたら、スケジュールに入れてくれました。
帰る日のレッスンが終わってからの時間で、
既に安い新幹線チケットをえきネットのトクだね値で購入していたのですが、
少し余裕を持った時間だったので、特に問題がなければ間に合いそうでした。
FIが終わった後に、急いで帰らなければいけない状況は
あまりよろしくないのですが、
実際はレッスン後だったせいで、とてもすたすた歩けました。
試しにメガネを外して歩いてみました。
レッスンの後に、エラット先生から私はメガネをかけているので、
その影響はあるだろうと言われました。
レッスン後に左側の視界が広がっていました。
頭が左の方には回りにくい、首の右側が長くなりにくい、
そのことが右脚に乗りすぎたり、右脚がいたくなったりすることに
関係があると思うと言われました。
エラット先生のFIで横向きの姿勢のときに、
坐骨から頭に向かって押されて、
今のこの感じがstrong back だと言われたときのつながりが、
東京駅のホームで新幹線を待っているときに
とても強く感じました。そのまま何時間でも
立っていられそうな感覚でした。
強い背中というのは筋肉で支えている感じではなく、
しっかり骨がつながっている感覚です。
固くて、密度が濃いという感じでもありません。
とても楽な感覚です。
それから数日経った今は、また自分の癖が優位な感じになっていますが、
自分の体には強い背中の記憶が残っていて、
それはATMやふとした折にまた呼び出されてくると思います。
それが「強い背中」のスイッチを強化して、
そのうち今よりも「強い背中」の頻度が多くなる。
エラット先生に、私のからだが以前とずいぶん変わったと
言われました。からだは変わることができます。
フェルデンクライスで変わるからだは、
好奇心や興味がその基本にあります。
このメソッドの大きな特徴の一つで、
私も大好きなところです。