ヨガのクラスで感心する

 最近の私のヨガクラスでは、ポーズを一つずつやっていくような形ではなく、動きを止めないでポーズからポーズに移り、そのポーズからポーズの間もポーズと同じように大切にするような内容で行っている。
 みんなが覚えにくいのは、この「つなぎ」の部分だ。ポーズは覚えていても、どうやって移行していくかが覚えにくいらしい。
 この移行部分を見ていると面白くて、腕を伸ばしたり、自分にひきつけたりする単純な動きがバラエティに富んでいる。みんな自分のやり方があることを改めて実感する。単純な動きだからこそか、それぞれ自分の癖が反映されている。
 ヨガのクラスはフェルデンクライスのクラスでないので、指摘したり、解説したりしてしまうけど、本当はどうすればもっと楽にできるか、自分で発見できると面白いんだよね。
 と私は思うけど、ヨガの生徒さんはある程度身体を動かしたいと思って通ってきているし、腕をどうやって自分に近づけてくるか、自分のやり方のほかに、どんなやり方があるのか、なんてやっていたらそれだけで1時間終わってしまうので、ヨガのクラスとしては人がどんどん減って、かなりマニアックな人しか残らなくなってしまうだろう。
 でも、ヨガは自分を観察するツールでもあるので、そういうことをやってもいいのかもしれないけど・・・。私としては、ぜひヨガの生徒さんにもATMに来てもらいたいと思っているけど、宣伝が下手なのか、控えめに誘っているせいか、あまり来てくれません。絶対お奨めです!
 話がそれましたが、そんなふうに、みんな自分のやり方があってすごいなあと、変なところで感心してしまう。そして、私も含め、みんながまだまだたくさんの可能性があるよなあと感じる。できないってことは、それだけ可能性がたくさんあることだ。
 ちょっとしたことに気がつくだけで、動きが大きく変わることもある。
 ただ、自分の外側ばかりに意識や目がいっていたり、周りに合わせてばかりしていると、自分の可能性にはなかなか気がつけない。ヨガでも自分を観察することが基本だ。
 フェルデンクライスをやっているおかげで、尚更からだと向かい合うのが楽しくなった。だから、単純な動きでもとっても面白く感じる。飽きなくなりました。

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