こんなこと思い出した

 今日、何年か前に友人のATMレッスンをわりと定期的に受けていたときのことがふと頭に浮かんできた。
 ATMをやっているときににプラクティショナーは何も言っていないのに、自分で勝手に思い込んで動いていることが良くあった。例えば手の平の向きについては何も行っていないのに、手の平は床につけておくもんだ・・・みたいな感じ。


 体の動きについて、それぞれの人の先入観や思い込みはかなり強いし、自分の体の動きの癖もある。案外、そういうことが自分の動きを制限していることが多いと思う。それは、からだが固いからとかいうのとは違う。
 自分では気がつかないうちに自分が自分を縛っている。「そういえば手の平を下向きにしてなんて言っていないよね。」と気づいて、手の平を返してみれば、簡単にその縛りがはずれることもある。それに気がつけば何てことがなかったりするけど、気がつかないと「一体なんで行かないんだ・・・」って感じ。
 そういえば、そんなこと良くあったなあと思い出した。もちろん今もあるんだけど。
 自分を縛っているのは、きっと自分。周りから縛られているように感じても、その種は自分の中にあるはずだ。でも、それに違うやり方でアプローチしてみると外すことも可能な場合もあるに違いない。フェルデンクライス博士が言っている選択肢を増やすとか、自分が何をしているのかわかれば何でもできるとか、そんなことにもつながっていると思う。

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