個人レッスンを始めるときは、
テーブルがあればそのテーブルに座っていただきます。
そしてレッスンの最後にも座っていただきます。
そのときに最初と座る感じがどう違うがお聞きしたりします。
こちらはずいぶん変化があるように感じている場合でも、
その違いにご本人が気づいていない場合もあります。
日頃ご自分のからだにあまり注意を払っていなければ、
体の感覚はとても曖昧なものです。
からだに丁寧に向かい合う時間を持つことで、
体の感覚は少しずつ磨かれ、繊細になっていきます。
フェルデンクライスメソッドのレッスンでは、
自分の感覚として違いを感じていただくのが一番なのですが、
試しに先日のMさんのレッスンのときに写真を撮らせていただきました。
（Mさんはヨガの生徒さんです）
最初に写真を撮っておいて、ご本人にはそのときはお見せしないで、
最後に座ったときにまた写真を撮りました。
Mさんはご自分でも違いがわかり、
背が高くなったように感じますとおっしゃられていました。
だからお写真を撮る必要もなかったのかしれません。
だかしかし・・・
完全にレッスンが終わったあとで最初と最後の写真をお見せしたところ、
ご自分が感じていたよりも座り方が変わっていて驚かれていました。
「ええ～！全然違う～。痩せてみえますね！」
たしかに・・・。痩せてみえるとも言えます。
痩せたわけではないのに痩せてみえるのは、
かなりお得感があります。
Mさんにブログに写真を載せてもよいと許可をいただき、
ご参考に掲載させていただきます。
フェルデンクライスの場合は動きを重視しておりますが、
動画をのせるのはちと大変。
レッスンの最初

レッスンの終わり

Mさんの場合は、違いがはっきりわかります。
ご本人がおっしゃっていたように、
レッスン後はスッキリと座りカッコイイ感じです。
写真の印象はずいぶん違います。
レッスン前もレッスン後も、楽な感じで座っていただいています。
私のほうからは特に何の指示もしていません。
Mさんは姿勢を良くしようとは全く考えていません。
レッスンの後は、この状態がMさんにとって楽な状態になったということです。
個人レッスン（FI）はプラクティショナーと一緒にやるものなので、
気づきのヒントが多いと思います。
自分の脳をより使い試行錯誤しながら楽しめるのはグループレッスン（ATM）。
どちらもそれぞれの面白さがあります。
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