その1に引き続き、その2です。皆さん、それぞれの感想で面白いです。
今回のワークショップに参加してみて、実際にやっていることはよく分からなかったのですが、大宮先生のお話や声に癒された心地よい一日でした。
その中でも発見したことは、指示された動きをする上で、無理しない、がんばらなないという事は難しい・・・というか慣れていないという事でした。最初のクラスが終わった段階で片側の腰が痛くなっていたのは、体のサインに気付きながらも自分で体の動かし方のさじ加減?ができていなかったからなんでしょうね。
なまじ踊りをやっているせいか、目指すものに近づくように、できるように、という思いががどうしても出てきてしまいました。終わりのクラスになって、なんとなくですが、さじ加減が分かった感じでした。目指すようにではなく、自分の体に聞きながら、こうやって動くとこうなるんだって気付く感じでした。
その後の影響はまだ実感できていないのですが、これはなんだろう????というフェルデンクライスへの興味は沸きました。
あと、大宮先生の「怒らない」というのは良かったです!体の何がどうなっているとか具体的なことでなく、感覚的に受け取りやすかったです。そこから今私どうなの?って考え易かったです。本当に自分が怒ってる時にこのワークショップ思い出したら、体の力がぬけて冷静になれそうな気がしました(笑)
大宮先生のワークショップがあったらまた参加してみたいです。
(setsukoさん)
大宮先生の指示に従って右足の膝を少し上げる動作を繰り返す。徐々にではあるけれども動きが軽くなっていくこと、そしてぎこちなさが軽減していくのが分かった。
仰向けになったとき、レッスンが進むにつれて背中が床に接する部分が増えていったのは少し驚いた。正直最初はいわゆる勝手が分からない状態で、身体も無意識に無理をしていたのだと思う。ときどき背筋が痛んだのはその所為だろう。
午後はハードな動きと聞いていたが、身体の頭が少しずつフェルデンクライスメソッドのコツを覚え始めたのか、ひたすら楽しい時間を過ごした。この楽しさは想定外で、自らの動きや考え方への気付きによるものかもと今は考える。そのためなのか「疲れた」感は残っていない。
大宮先生の言葉を受け止め、頭で整理し、身体を動かす。そのコツを自分なりに解釈したのかもしれない。恐らく、右手と左足の動きについて指示を受けた場合、左手や右足など身体の他の部分の使い方は「ご自由に」という認識でいたのだと思う。
レッスン終了後、自分の印象を一度受け止めてから、なるべく論知的に口に出して伝えたいという思いが強まった。このような思考は日常的に行っていたと思うのだけれど、何というか、頭の中の抜け道が幹線道路になりドライブインができた感じ。例えば食事の時。「美味しい」「うまい」だけではなく、「ジャガイモの風味が効いていておいしいポテトサラダだ」とか「キャベツのしゃっきり感とヤマイモの食感がよい関係のお好み焼き」などと表現していた。生業である映画の魅力を伝える上でも、この「受け止め方と伝え方」の感覚は良い方向に作用するのではないだろうか。
(シネ・ウインド支配人 井上経久さん)
どうもありがとうございました!!!
ワークショップの中で大宮先生がご紹介された本はモーシェ・フェルデンクライス著の「心をひらく体のレッスン フェルデンクライスの自己開発法」です。感想その1でyasukoさんが言われている本は同じくモーシェ・フェルデンクライス著の「フェルデンクライス身体訓練法」です。モーシェの本で翻訳されているものはこの2冊と「脳の迷路の冒険」壮神社発行の3冊のみです。英語だともう少しあります。
こちらにフェルデンクライス関係の本をそろえています→からだレッスンmove書店(クリックすると本屋さんが開きます)
「心をひらく体のレッスン フェルデンクライスの自己開発法」は実際に行われたワークショップの記録です。内容も会話形式でレッスンの間にモーシェがいろいろな話をしています。
「フェルデンクライス身体訓練法」は主にATMについてモーシェが一般の人向けに書いた本です。こちらは書き言葉で書かれています。
どちらもオススメです。