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楽に歩きたい(4)

先週の木曜日の午後から雪が積もり始め、

金曜日の朝起きたらすごいことになっていた。

金曜日に駐車場の車を掘り出し、土曜日に動けるようにするために、

午前に2時間半、夕方に1時間、雪堀りをして、

土曜日の朝も30分くらいは雪かきをした。

雪かきをしているときは、あまりに一生懸命になってしまい、

どう身体をつかっているかと観察できる余裕がない。

結果、腰はバリバリになり、怪我をしたことのある膝は少し腫れ、

手首も痛くなる。

あまりに雪が積もったために、予想せずにぬかるし、

(かんじきとかないし・・・)、

膝も久しぶりに痛くなった。

お灸攻撃をして、どうにかやりすごし、

1週間経って、少し落ち着いた。

 

交通の状態がよくないので、雪道もかなり歩く。

残念ながら、雪道を楽に歩くには、

まだまだいろいろ足りない感じ。

 

楽に歩きたい(3)

散歩に行く。左足の甲が痛くならないように、

自分がどう歩いているか感じながら歩く。

 

もう30年くらい前に左膝を痛めて靭帯形成術の手術をしてから、

左脚をかばうように右脚を使っていた時間が長い。

今でも脚の太さは違う。

だから右脚の方がしっかり使えて、

疲れるのも右側が多い。

 

観察しながら歩いていると、左膝がある瞬間に少し内側に入る。

右足の指はかかとをつくときに自然に上向きに動いているけど、

左足の指はあまり動いていない。動いていなかった!

ちゃんと意識しないと左足の指は動かない。

右足のように動かすと、膝が内に入る感じがなくなる。

地面に着地するかかとの場所も左右で違う。

靴の底を見ると減り方が違うのは前から知っていたけど、

確かに違う。

 

こういう足の動きと腰の辺りの違いは確実につながっている。

歩くときに伸びていける感覚が右脚が後ろにあるときはあるけど、

左脚が後ろにあるときは右ほどでない。

 

まあそんなことをいろいろ試しながら歩く。

 

こういうのはATMをやっている感覚に近い。

 

楽に歩きたい(2)

パート先には天気がよければ自転車、雨や雪の場合はバスで通っている。

先日バスで行った、帰りは晴れていたので歩いて帰ることにした。

昨年自転車が駐車場でパンクしてたことがあって、

そのときは自転車を引きながら帰ってきた。

 

それ以来の歩き。履物は歩きやすいブーツ。

歩き出して思い出した。

昔も足の甲が時々痛くなったことを・・・。

今回は左足の甲だけが痛くなった。

靴が合わないのかなあ~とも思ったけど、

それだけでもないらしい。

 

歩いているときに、腰の辺りの動きが左右で結構違う。

 

帰り道は徒歩で40分くらいだった。

 

楽に歩きたい (1)

昨年頃からたまに海まで散歩したりする。

家から海まで片道20分くらい。関屋分水沿いの道を歩く。

歩くと大体右脚の脛骨と腓骨の関節の辺りが痛くなる。

近位脛腓関節の周辺。痛くて歩けないとかそういう痛みではないけど、

歩き始めてしばらくすると、その辺がいつも少し痛くなる。

右脚の鼠径部も時々痛くなることがある。

そこはぴりっとする痛みが走る感じ。

 

そんなことを昨年の夏にトレーナーのエラット先生のFIを受ける際に伝えた。

 

FIは最初から痛みに直接アプローチすることはない。

そのときに気がついたことなどがいくつかあって、

そういえば最近は前みたいに右脚のその辺がすぐに痛くなることはなくなった。

 

目の使い方と口の中

この前の投稿で、エラット先生のFIを受けた話を書きました。

帰り道はメガネをはずして歩き、

新幹線の中でもメガネをはずして駅弁を食べてみました。

 

私は寝るとき以外はほぼメガネをかけています。

何かを食べるときもメガネを外すことはありません。

(ATMをするときは外します)

 

駅弁を食べるときにあれっ?と思ったのは、

噛むときにいつもよりも奥歯を感じるのです。

 

メガネをしていると、メガネのレンズの範囲内でしか目を動かさないようになります。

私の場合は特に焦点を合わせるように動くらしく、

目を柔らかく使うのはあまり上手ではありません。

それでも昔とは運転中に見ている範囲が変わりました。

 

昨日ご飯を食べながらわざとメガネを外してみたり、

着けてみたりしてみました。

そうすると前歯の当たる音が少し変わりました。

メガネを着けたときの方が前歯の音が大きくなりました。

目の状態は噛み合わせや口腔内にも影響があるのです。

 

フェルデンクライスのATMの後は、目のレッスンでなくても

目の見え方が変わることがよくあります。

目の動きは首の動きや全身の動きととても関係があります。

それは今までも感じていましたが、

物を食べるときの目の状態が顎の動きを左右することを

実感したのは初めてでした。

 

昔々ティック・ナット・ハンのリトリートに参加したことがあります。

食事の際は話をせずに、食べ物に意識を向けて丁寧にゆっくり何回も噛みながら食べます。

今から思えば、そのような食べ方は口腔内の動きも変わるのではないかと思います。

意識は動きに影響します。

 

私はついテレビをみながら食事をすることも多いのですが、

メガネを外してソフトアイで食べるだけでも

変わるものがありそうです。

 

 

数年ぶりに

2012年から2013年にかけて何回かFIとATMに来てくれたKさんから連絡がありました。

数年ぶりにFIをお願いしたいという内容でした。

 

最近腰の辺りから左脚にかけて重くて、

足には何か1枚布が被さっているような感覚で、

自分で動いたりしてみたものの、

なかなか良くならなくて・・・。

痛くはないんです、重いんです。

ということでした。

 

FIの後に立ってもらったときに、

「あっ、違う!」と即座に言われました。

全く重さが消えたわけではないようですが、

やる前と較べて、だいぶ軽くなったようです。

 

歩いても、最初よりも左右差が少なくなり、

ご本人もそれを感じていました。

 

調子が悪いときに、思い出していただいたのが、

素直にうれしいです。

 

今週の前半に川崎でやっているフェルデンクライスの

プラクティショナー養成のトレーニングコースに、

ゲストで3日間参加してきました。

先生は私が卒業したコースの教育ディレクターでもあった

エラット先生で、とても充実した内容でした。

 

3日間の参加だし、初日に行っていないので、

エラット先生のFIを受けるチャンスはないと思っていたのですが、

ダメもとで先生に聞いてみたら、スケジュールに入れてくれました。

帰る日のレッスンが終わってからの時間で、

既に安い新幹線チケットをえきネットのトクだね値で購入していたのですが、

少し余裕を持った時間だったので、特に問題がなければ間に合いそうでした。

 

FIが終わった後に、急いで帰らなければいけない状況は

あまりよろしくないのですが、

実際はレッスン後だったせいで、とてもすたすた歩けました。

試しにメガネを外して歩いてみました。

 

レッスンの後に、エラット先生から私はメガネをかけているので、

その影響はあるだろうと言われました。

レッスン後に左側の視界が広がっていました。

頭が左の方には回りにくい、首の右側が長くなりにくい、

そのことが右脚に乗りすぎたり、右脚がいたくなったりすることに

関係があると思うと言われました。

 

エラット先生のFIで横向きの姿勢のときに、

坐骨から頭に向かって押されて、

今のこの感じがstrong back だと言われたときのつながりが、

東京駅のホームで新幹線を待っているときに

とても強く感じました。そのまま何時間でも

立っていられそうな感覚でした。

 

強い背中というのは筋肉で支えている感じではなく、

しっかり骨がつながっている感覚です。

固くて、密度が濃いという感じでもありません。

とても楽な感覚です。

 

それから数日経った今は、また自分の癖が優位な感じになっていますが、

自分の体には強い背中の記憶が残っていて、

それはATMやふとした折にまた呼び出されてくると思います。

それが「強い背中」のスイッチを強化して、

そのうち今よりも「強い背中」の頻度が多くなる。

 

エラット先生に、私のからだが以前とずいぶん変わったと

言われました。からだは変わることができます。

フェルデンクライスで変わるからだは、

好奇心や興味がその基本にあります。

このメソッドの大きな特徴の一つで、

私も大好きなところです。

 

フェルデンクライスメソッドが取り上げられている本

2015年にアメリカで出版されたノーマン・ドイジの本が、

フェルデンクライスメソッド関係者の間で話題になった。

なぜかというと、まるまる1章分モシェ・フェルデンクライス博士が取り上げられ、

もう1章にもフェルデンクライスメソッドのプラクティショナーが取り上げられているからだ。

 

それは読まなければと英語の本を買い、

辞書をひきひき読んだものの途中で挫折して、

そのままにしていたら、昨年翻訳本が出ていた!

 

これから読みます!まずはご紹介まで。

脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線

 

 

日本語の本文の文字のフォントが薄くて細い・・・・。

読みにくいです、紀伊国屋書店さん!

 

ノーマン・ドイジの本については2010年に書いた記事もある。

脳は奇跡を起こす

昔のブログから引越しした記事なので、

体裁が読みにくいけどよかったら。

おすすめ本:「脳は奇跡を起こす」ノーマン・ドイジ著

 

数年前のFIのご感想

そういえば数年前に受けた個人レッスンはフェルデンクライスでしたよね。

 

(はい、FIです。)

 

レッスンの後で固まっていた子宮筋腫が左右にコロンコロンと動くようになって、

いいところに収まるようなって、だいぶ楽になったんです。

その後で手術を受けたときに、癒着が無かったので短時間で終わりました。

手術が楽だったのは、あのレッスンで筋腫が動くようになったからだと思うんですよね。

そうそう言おうと思っていて・・・、ありがとうございました。

 

(筋腫が動くのわかるんですか?)

 

わかります。ほんとにあの後動くようになったんですよ~。

 

いろいろなことが起こるものなのだと思いました。

 

木曜日の「みんなでフェルデンクライス」のチラシ

毎週木曜日、9:45~11:00に

新潟市西区の五十嵐コミュニティハウスでやっている

「みんなでフェルデンクライス」のチラシを作成しました。

 

以前に作成したものは既に会場に置いているのですが、

参加している方から、もう少しわかりやすいチラシを

作ってみたらどうですか?と言われました。

 

フェルデンクライスを初めて耳にする人がほとんどで、

会場の職員の方も時々これは何かと聞かれるらしく、

だけど何だかよくわからない。

1年くらい続けてやった参加者から、

とても良いのでこんなに少人数でやっているのはもったいないと

言われました。(ありがたい!)

 

チラシには参加者の感想も書いてありますので、

ご興味ある人はぜひご覧ください。

※説明は基本的にATM(グループレッスン)について書いてあります。

お申込やお問い合わせは、こちらのメールフォームからでも大丈夫です。

みんなでフェルデンチラシ ←クリックするとPDFが開きます。

 

呼吸に聞いてみる

自分のからだの状態を客観的に認識できない場合は少なくありません。

私達は自分の普段の感覚が基本になっています。

例えば立位で足を腰幅くらいに開き、

左右の足に均等に立ってみてといった場合、

四つん這いで左右の膝に同じ重さが乗るようとしてといった場合、

自分が普段立っている足の方により乗った状態で中心を決めてしまう

ということが少なからず起こります。

 

こちらから指摘をすると驚き、

実際に私が力をかけてみると、

自分が最初にいた場所よりも安定感が増すことに驚いたりします。

 

骨がうまく立つ場所にいることは、

その状態での体験がほとんどないために、

最初は少し変な感じがすることもあるようです。

自分としては中心ではなくて、

より右に乗っていたり、左に乗っていたり感じます。

普段右に乗っている人は左にすごく乗っている気がします。

 

立位で骨盤を立てて、ほぼ骨で立つような位置に調整した場合は、

ほとんどの人が前かがみになっていると感じます。

けれども周りで見ている人は、そんなことには感じません。

より背が高くてすっきりした印象を持つ場合が多いのです。

 

ヨガクラスでやる場合は、ATMやFIの結果でそうなったのはないので、

本人はすぐに普段の姿勢に戻ってしまうことが多いのですが、

感覚だけでも感じてもらいたいのと、

どこから動くかで動きやすさが違うことを感じる機会になります。

自分の姿勢を客観的に感じることは難しいのですが、

動きやすさの違いは多くの人が感じます。

 

それからほとんどの人がわかるのが自分の呼吸の深さです。

小学生でもはっきりと違いを言います。

 

どう立っているかで呼吸は全然違います。

楽に立っているなら呼吸は自然に深くなります。

 

フェルデンクライスのレッスンでは、

息を止めていないか、呼吸は楽にしているかと

呼吸に注意を向ける指示をよくします。

 

自分の姿を見ることはできませんが、

普段の生活でも呼吸を目安にすることは

1つの方法だと思います。