楽に歩きたい(5)

大雪が降る前のこと、

歩くときに左足の指があまり動いていないと気がついた後で、

お風呂に入り、湯船でつかり、膝を少し曲げて、足の裏を浴槽の壁(?)に置いていた。

足はお湯から出てる。

家の湯船は脚を伸ばして入れる大きさでないので、

どちらにしても膝は曲げることになるのだけど、

足裏は底に置いてあるのでなく、お湯が出てくる湯沸し口のある側面に置いていた。

目の高さよりも低い位置で、お湯から出ているので普通に動かせる。

ふと足指で湯船を叩いてみた。

拇指球は湯船に置いたままで、指を上げて湯船を叩く。

右足だといい音がするけど、左足だと全然いい音がしなかった。

 

自分の想像以上に力が違うし、右足指は右脚をそれほど動かさなくても叩けるのに、

左足指の場合は、左脚全体に力が入る。

同じことをやろうとしているのに、

やっていることは左右で全然違う。

 

それからちょっとずつ右と左の違いを調べて、

指1本ずつ叩いてみたり、なんだかんだ遊んでみた。

湯船で何してるんだって感じだけど。

 

ちょっとずつ左足指の叩く音が変わってくる。

違いはまだあるけど、ちょっとずつね。