フェルデンクライスメソッドのワークショップ、無事終了しました!

今月の初めに、今回のワークショップの会場とおなじ場所で、
中野綾子さんと加藤千明さんのユニットによる、
ダンスパフォーマンスがありました。
お二人は木揚場教会を稽古場としてもご利用されていたので、
私は公演以外で何回かお会いしています。
彼女たちはこの夏からベルリンに拠点を移されるということで、
新潟への、木揚場教会への感謝をこめての最後の公演でした。
中野さんと加藤さんの2人が作り出す空間は、
私が見慣れている場所を別世界とし、
ご本尊様や
もう何年そこに貼られているかかわからないポスターまでもが、
彼女達の演技力によってパフォーマーになりました。
私がみていなかったものが、
彼女達によって突然前景に登場したのです。
同じ空間を利用している私は、
彼女達の感謝の気持ちを強く感じました。
素敵な公演でした。
今回のワークショップ最中に写真を何枚か撮影し、
たまたま先生と女の子が写っているポスターが一緒に写っていました。
20140525-1
(洋服の色が・・・!)
おそらく彼女達のパフォーマンスを見る前だったら、
そのポスターにはほとんど意識が行かなかったと思います。
けれども今回は個人的につぼにはまり、
微笑ましく感じている自分がいました。
今回のワークショップで参加者の方々にどんなことが起こったのか、
何か変化があったのか、それは私にはわかりません。
1人1人体験はすべて違うものですし、
フェルデンクライスのレッスンで起こることは
とても言葉で表現しにくいものです。
私の木揚場教会のポスターのように、
そこに何年も前から貼られているのに、
気がついていない”もの”や”こと”は、
誰の周りにもおそらくたくさん転がっていることであり、
そしてそれは自分自身のことにも当てはまります。
何かに気がつくと、
気がついていなかったそれ以前の世界には戻れません。
そしてその世界は、
それ以前の世界に較べて、
豊かになります。
フェルデンクライスメソッドのレッスンでは、
動きと自分を観察する感覚が拠り所となります。
レッスンの体験により少しずつ磨かれていく感覚は、
以前には気がつけなかったことを発見します。
気づきは、動きそのものにフィードバックし、
変化した動きは、また感覚に作用します。
レッスンで指示されている動きを、
自分はどうやろうとしているのか、
自分の思考、感情も
同時に観察しています。
思考の癖に気がつけば、
それはまた動きに影響を与えます。
この過程こそが自分自身を豊かにし、
世界に広がりをつくりだしていくのだと思います。
この道のりには終わりがありません。
曲がり角を曲がったその先に、
何が見えてくるのかもわかりません。
自分が思いもよらなかったものが
現れてくるかもしれません。
モーシェ・フェルデンクライスは
著書の中で、人間が起きている状態(寝ていない状態)は、
sensation、feeling、thought、movement
の4つの要素から成り立っていると言っています。
それぞれは個々に働くものではなく、
相互的に関係しながら私たちの状態が作り出されています。
だからどの要素に対しても細かく注意を集中すると、
他の要素にも影響があらわれ、
その結果はwhole personに影響を与えると書いています。
フェルデンクライスメソッドは、
この4つの要素の中のmovementを中心に組み立てられています。
その理由は「フェルデンクライス身体訓練法 からだからこころをひらく」の中で
P50から丁寧に述べられていますので、
ご興味ある方はぜひお手にとってみてください。

今回ご参加された皆様の世界も、
ワークショップ前とワークショップ後で、
ほんの少し豊かな世界に変わられていることと思います。
どんな小さいことにせよ、
そのことを感じたことがなかった世界とは
違うものになっているからです。
直接的な体験を通して、
自ら感覚したことは、
そのとき何らかの足跡を確かに残しています。
大宮先生のレッスンは毎年面白かった~と感じて終わるのですが、
ここ数年少しずつ変わりながら、さらに面白くなっています。
(今年で7回目でした)
私自身もたくさんお土産をいただきました。
「それでは皆さん、また来年。」
という言葉で今年も終わりました。
20140525-2
2014年5月25日のひとコマ
主催者として、
このワークショップを無事開催できたことを
心より感謝しています。
ご参加いただいた皆様、
大宮チエ子先生、
いつも手伝ってくれるN子さん、
木揚場教会の皆様、
チラシを快く預かってくれた皆様、
どうもありがとうございました!

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