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そんなこと考えたこともなかった

ある日のヨガクラスでSさんが1人だったときの話。

仰向きになるときに背中のあるところが痛いという。

仰向きになってしまえばもう痛くない。

朝起きるときも痛いらしい。

この症状が2ヶ月くらい続いているという。

 

少し動きをみてみたら、

もうちょっと楽に出来そうだなあと思ったので、

フェルデンクライスのレッスンみたく、

やってみた。

 

仰向きから横向きになる

横向きから座位になる

座位から横向きになる

横向きから仰向きになる

 

それらを分解しつつ、

自分の習慣の動きの認識、

骨盤の動き、首の緊張、タイミングなどに注意を向けながら

いろいろ試してもらう。

 

そうこうやっていると、痛くない動きというものが立ち上がってきた。

Sさんは

こうすると痛くないわ~

不思議~~

へえ~~~なるほどね~~~~

なんで痛くないんだろう?

などど言いながら

楽しそうに何回もやっている。

 

帰り際にSさんは

今日のはちょっと目からウロコというか、

いままで痛くない動きを探すなんて考えたことがなかった。

そんな発想は自分の中になかった。

とっても面白かったです。

と言っていた。

 

そういえば、私もフェルデンクライスをする前は

そんな発想やアプローチは持っていなかったのではなかったか。

そんなことを思い出した。

 

考え方がフェルデンクライスっぽいと思う

みんなのミシママガジンに連載されている

平尾剛さんの「脱筋トレ宣言」が面白い。

読みながらいちいち納得してしまう。

動きの考え方はフェルデンクライスに近いと思う。

 

少し前にNHKの筋肉体操を面白がってみていた。

先生の掛け声や武田真治のしぐさや表情が面白かった。

若者の筋肉は無駄な見せるための筋肉だなあと思った。

見せるための筋肉は動きの邪魔になるよねえ~。

 

自分でもやってみた。

膝をつけない腕立て伏せは2、3回くらいしかできない、

スクワットは1分休憩後の早い動きは避け、

ブルガリアンスクワットは最初から膝に手を置いた。

けれども、何となく半分くらいはできるから自分でも驚いた。

筋トレとか全然していないし、腹回りはブヨブヨしている

中年のおばちゃんだけど。

 

フェルデンクライスは筋トレをしている感は全く無いけど、

使える筋肉を育てているような感じかも。

 

<みんなで学ぼう ここゆるフェスタ>に参加します!

主にケアマネージャーなど介護関係の分野で活動していられる方々を対象として、
いろいろな伝統医療などを紹介するイベントが開催されます。

フェルデンクライスは伝統医療ではありませんが、
こんなのもあるよ~ということでお仲間に入れていただいています。

伝統医療(東洋医学、民間療法など)を地域の身近なケアにしたい!自分に合った治療やケアが早期に見つけられるような地域を作りたい!という想いから結成された伝統医療倶楽部が開催します。

私もお友達から紹介されて参加しています。


みんなで学ぼう ここゆる(心弛)フェスタ

医療、介護、福祉従事者様を対象に伝統医療の良さ、効果、正しい利用の仕方をお伝えし、利用者様の治療やケアの選択肢を増やして頂きたいです。実際に伝統医療を治療に取り入れているDr.の講演と伝統医療が体験できるワークショップを開催致します。

平成30年2月3日(土)13:30~17:00(会場13:00)

会費:500円 定員50人(事前申込必要)

ハードオフエコスタジアム(下記チラシ間違っています)
第1第2会議室

第1部 ドクターによる講演会

県立がんセンター新潟病院 内科医 今井洋介氏

第2部 伝統医療体験ブース

マッサージ体験ブース
接骨院体験ブース
漢方健康相談ブース
アロマトリートメントブース
鍼灸ブース
フェルデンクライス体験ブース

申込み、お問い合わせは長谷川さんにお願いします。

長谷川さん:ainote.hasegawa@outlook.jp

↓チラシはクリックすると大きくなります。

楽に歩きたい(5)

大雪が降る前のこと、

歩くときに左足の指があまり動いていないと気がついた後で、

お風呂に入り、湯船でつかり、膝を少し曲げて、足の裏を浴槽の壁(?)に置いていた。

足はお湯から出てる。

家の湯船は脚を伸ばして入れる大きさでないので、

どちらにしても膝は曲げることになるのだけど、

足裏は底に置いてあるのでなく、お湯が出てくる湯沸し口のある側面に置いていた。

目の高さよりも低い位置で、お湯から出ているので普通に動かせる。

ふと足指で湯船を叩いてみた。

拇指球は湯船に置いたままで、指を上げて湯船を叩く。

右足だといい音がするけど、左足だと全然いい音がしなかった。

 

自分の想像以上に力が違うし、右足指は右脚をそれほど動かさなくても叩けるのに、

左足指の場合は、左脚全体に力が入る。

同じことをやろうとしているのに、

やっていることは左右で全然違う。

 

それからちょっとずつ右と左の違いを調べて、

指1本ずつ叩いてみたり、なんだかんだ遊んでみた。

湯船で何してるんだって感じだけど。

 

ちょっとずつ左足指の叩く音が変わってくる。

違いはまだあるけど、ちょっとずつね。

 

楽に歩きたい(4)

先週の木曜日の午後から雪が積もり始め、

金曜日の朝起きたらすごいことになっていた。

金曜日に駐車場の車を掘り出し、土曜日に動けるようにするために、

午前に2時間半、夕方に1時間、雪堀りをして、

土曜日の朝も30分くらいは雪かきをした。

雪かきをしているときは、あまりに一生懸命になってしまい、

どう身体をつかっているかと観察できる余裕がない。

結果、腰はバリバリになり、怪我をしたことのある膝は少し腫れ、

手首も痛くなる。

あまりに雪が積もったために、予想せずにぬかるし、

(かんじきとかないし・・・)、

膝も久しぶりに痛くなった。

お灸攻撃をして、どうにかやりすごし、

1週間経って、少し落ち着いた。

 

交通の状態がよくないので、雪道もかなり歩く。

残念ながら、雪道を楽に歩くには、

まだまだいろいろ足りない感じ。

 

楽に歩きたい(3)

散歩に行く。左足の甲が痛くならないように、

自分がどう歩いているか感じながら歩く。

 

もう30年くらい前に左膝を痛めて靭帯形成術の手術をしてから、

左脚をかばうように右脚を使っていた時間が長い。

今でも脚の太さは違う。

だから右脚の方がしっかり使えて、

疲れるのも右側が多い。

 

観察しながら歩いていると、左膝がある瞬間に少し内側に入る。

右足の指はかかとをつくときに自然に上向きに動いているけど、

左足の指はあまり動いていない。動いていなかった!

ちゃんと意識しないと左足の指は動かない。

右足のように動かすと、膝が内に入る感じがなくなる。

地面に着地するかかとの場所も左右で違う。

靴の底を見ると減り方が違うのは前から知っていたけど、

確かに違う。

 

こういう足の動きと腰の辺りの違いは確実につながっている。

歩くときに伸びていける感覚が右脚が後ろにあるときはあるけど、

左脚が後ろにあるときは右ほどでない。

 

まあそんなことをいろいろ試しながら歩く。

 

こういうのはATMをやっている感覚に近い。

 

楽に歩きたい(2)

パート先には天気がよければ自転車、雨や雪の場合はバスで通っている。

先日バスで行った、帰りは晴れていたので歩いて帰ることにした。

昨年自転車が駐車場でパンクしてたことがあって、

そのときは自転車を引きながら帰ってきた。

 

それ以来の歩き。履物は歩きやすいブーツ。

歩き出して思い出した。

昔も足の甲が時々痛くなったことを・・・。

今回は左足の甲だけが痛くなった。

靴が合わないのかなあ~とも思ったけど、

それだけでもないらしい。

 

歩いているときに、腰の辺りの動きが左右で結構違う。

 

帰り道は徒歩で40分くらいだった。

 

楽に歩きたい (1)

昨年頃からたまに海まで散歩したりする。

家から海まで片道20分くらい。関屋分水沿いの道を歩く。

歩くと大体右脚の脛骨と腓骨の関節の辺りが痛くなる。

近位脛腓関節の周辺。痛くて歩けないとかそういう痛みではないけど、

歩き始めてしばらくすると、その辺がいつも少し痛くなる。

右脚の鼠径部も時々痛くなることがある。

そこはぴりっとする痛みが走る感じ。

 

そんなことを昨年の夏にトレーナーのエラット先生のFIを受ける際に伝えた。

 

FIは最初から痛みに直接アプローチすることはない。

そのときに気がついたことなどがいくつかあって、

そういえば最近は前みたいに右脚のその辺がすぐに痛くなることはなくなった。

 

目の使い方と口の中

この前の投稿で、エラット先生のFIを受けた話を書きました。

帰り道はメガネをはずして歩き、

新幹線の中でもメガネをはずして駅弁を食べてみました。

 

私は寝るとき以外はほぼメガネをかけています。

何かを食べるときもメガネを外すことはありません。

(ATMをするときは外します)

 

駅弁を食べるときにあれっ?と思ったのは、

噛むときにいつもよりも奥歯を感じるのです。

 

メガネをしていると、メガネのレンズの範囲内でしか目を動かさないようになります。

私の場合は特に焦点を合わせるように動くらしく、

目を柔らかく使うのはあまり上手ではありません。

それでも昔とは運転中に見ている範囲が変わりました。

 

昨日ご飯を食べながらわざとメガネを外してみたり、

着けてみたりしてみました。

そうすると前歯の当たる音が少し変わりました。

メガネを着けたときの方が前歯の音が大きくなりました。

目の状態は噛み合わせや口腔内にも影響があるのです。

 

フェルデンクライスのATMの後は、目のレッスンでなくても

目の見え方が変わることがよくあります。

目の動きは首の動きや全身の動きととても関係があります。

それは今までも感じていましたが、

物を食べるときの目の状態が顎の動きを左右することを

実感したのは初めてでした。

 

昔々ティック・ナット・ハンのリトリートに参加したことがあります。

食事の際は話をせずに、食べ物に意識を向けて丁寧にゆっくり何回も噛みながら食べます。

今から思えば、そのような食べ方は口腔内の動きも変わるのではないかと思います。

意識は動きに影響します。

 

私はついテレビをみながら食事をすることも多いのですが、

メガネを外してソフトアイで食べるだけでも

変わるものがありそうです。

 

 

数年ぶりに

2012年から2013年にかけて何回かFIとATMに来てくれたKさんから連絡がありました。

数年ぶりにFIをお願いしたいという内容でした。

 

最近腰の辺りから左脚にかけて重くて、

足には何か1枚布が被さっているような感覚で、

自分で動いたりしてみたものの、

なかなか良くならなくて・・・。

痛くはないんです、重いんです。

ということでした。

 

FIの後に立ってもらったときに、

「あっ、違う!」と即座に言われました。

全く重さが消えたわけではないようですが、

やる前と較べて、だいぶ軽くなったようです。

 

歩いても、最初よりも左右差が少なくなり、

ご本人もそれを感じていました。

 

調子が悪いときに、思い出していただいたのが、

素直にうれしいです。

 

今週の前半に川崎でやっているフェルデンクライスの

プラクティショナー養成のトレーニングコースに、

ゲストで3日間参加してきました。

先生は私が卒業したコースの教育ディレクターでもあった

エラット先生で、とても充実した内容でした。

 

3日間の参加だし、初日に行っていないので、

エラット先生のFIを受けるチャンスはないと思っていたのですが、

ダメもとで先生に聞いてみたら、スケジュールに入れてくれました。

帰る日のレッスンが終わってからの時間で、

既に安い新幹線チケットをえきネットのトクだね値で購入していたのですが、

少し余裕を持った時間だったので、特に問題がなければ間に合いそうでした。

 

FIが終わった後に、急いで帰らなければいけない状況は

あまりよろしくないのですが、

実際はレッスン後だったせいで、とてもすたすた歩けました。

試しにメガネを外して歩いてみました。

 

レッスンの後に、エラット先生から私はメガネをかけているので、

その影響はあるだろうと言われました。

レッスン後に左側の視界が広がっていました。

頭が左の方には回りにくい、首の右側が長くなりにくい、

そのことが右脚に乗りすぎたり、右脚がいたくなったりすることに

関係があると思うと言われました。

 

エラット先生のFIで横向きの姿勢のときに、

坐骨から頭に向かって押されて、

今のこの感じがstrong back だと言われたときのつながりが、

東京駅のホームで新幹線を待っているときに

とても強く感じました。そのまま何時間でも

立っていられそうな感覚でした。

 

強い背中というのは筋肉で支えている感じではなく、

しっかり骨がつながっている感覚です。

固くて、密度が濃いという感じでもありません。

とても楽な感覚です。

 

それから数日経った今は、また自分の癖が優位な感じになっていますが、

自分の体には強い背中の記憶が残っていて、

それはATMやふとした折にまた呼び出されてくると思います。

それが「強い背中」のスイッチを強化して、

そのうち今よりも「強い背中」の頻度が多くなる。

 

エラット先生に、私のからだが以前とずいぶん変わったと

言われました。からだは変わることができます。

フェルデンクライスで変わるからだは、

好奇心や興味がその基本にあります。

このメソッドの大きな特徴の一つで、

私も大好きなところです。