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そんなこと考えたこともなかった

ある日のヨガクラスでSさんが1人だったときの話。

仰向きになるときに背中のあるところが痛いという。

仰向きになってしまえばもう痛くない。

朝起きるときも痛いらしい。

この症状が2ヶ月くらい続いているという。

 

少し動きをみてみたら、

もうちょっと楽に出来そうだなあと思ったので、

フェルデンクライスのレッスンみたく、

やってみた。

 

仰向きから横向きになる

横向きから座位になる

座位から横向きになる

横向きから仰向きになる

 

それらを分解しつつ、

自分の習慣の動きの認識、

骨盤の動き、首の緊張、タイミングなどに注意を向けながら

いろいろ試してもらう。

 

そうこうやっていると、痛くない動きというものが立ち上がってきた。

Sさんは

こうすると痛くないわ~

不思議~~

へえ~~~なるほどね~~~~

なんで痛くないんだろう?

などど言いながら

楽しそうに何回もやっている。

 

帰り際にSさんは

今日のはちょっと目からウロコというか、

いままで痛くない動きを探すなんて考えたことがなかった。

そんな発想は自分の中になかった。

とっても面白かったです。

と言っていた。

 

そういえば、私もフェルデンクライスをする前は

そんな発想やアプローチは持っていなかったのではなかったか。

そんなことを思い出した。

 

映画「LISTEN」を観て

先週、シネウインドでかかっているLISTENを観た。

予告編をみたときから気になっていた映画だ。

先週行ったときは私を含めて観客は2人。

耳栓をはめてみたけど、耳栓をうまく装着できず、

完全に音はシャットアウトできなかったけど、

しないのとは違っていた(最後にはずしたら違ってた)。

自分の耳の穴の方向が自分でわかっていないことを知った。

 

出演者は全員聾の人たちで音がない映画だ。

その人たちの動きが魅力的で、

全然飽きなかった。

 

言葉の代わりとして用いられている手や腕は、

私達の声の大きさやトーン、抑揚、リズムなどを

全て表現している。

表現のツールとして手を使っているためなのか

手の分化が(出演している人たちは)とても進んでいて、

動きが柔らかくて優雅で美しい。

すごいなあ~。手や腕ってこんなに柔らかくなるのだ。

手を自由に使うためには、それ以外の部分、

例えば手首、腕、肩、肩甲骨、胸なども柔らかい必要がある。

もっと言っちゃえば、頭から足先までからだはつながっているので全身が関係する。

日常の言葉として手話を使うことが、

自然にそういう身体へとつくりあげてきたのだろうか。

 

もしもあの手の指が楽器を弾いたら、

どんな音が生まれるのだろう。

 

以前に手話をやっていて、ボランティアで手話通訳もやる人から聞いた話で、

健常者で手話をやる人は、肩こりとか腱鞘炎になる人が多いけど、

聾の人たちはそういうことはないのですと聞いた事がある。

今回の映画をみて納得した。からだが違う。

 

シネウインドでは7日まで上映中。

 

 

ボーニー作り with 生徒さん

ヨガクラスのときに、股関節はこの辺で・・・とか、
肩甲骨は・・・とか、よくお話します。
だけど骨格模型に慣れ親しんいたりとか、
からだ関係の勉強をしたりとか、
医学系のお仕事とかでない場合は、
はっきりしたイメージを持っている人は少ないと思います。
特に骨盤周りは解剖の本などを見ても、
立体としてイメージすることが難しい部分です。
ある日のクラスのときに、ふと思いついて
今度みんなでボーニー作ってみないと?
提案をしました。
そうしたら、そのクラスの人たちが乗ってくれたので、
他のクラスの人にも声をおかけして、
最終的には私を入れて6人が集まりました。
まずはSさん、Kさん、私の3人が午後1時に集まり、
本をバラし、紙を切ることから始まります。
2時少し前にOさん到着。
2時頃に行きま~すと予め聞いていたのですが、
「えっ?もう1時間経ったの?」と3人ともびっくり。
時間が経つのが早い。
Oさんが到着してからの写真がこちら。
外はまだ明るいことがわかると思います。
20121006-1
その後、Hさんは4時頃行きま~すと、
こちらも予め聞いていたのですが、
そのHさんが到着し、4人とも再度愕然。
もう4時・・・・。早すぎる・・・。
それからもう1人のHさんが6時過ぎに到着。
えっ、もうそんな時間になったの?
本当は7時頃に飲みに行く予定にしていたのですが、
全然終わる気配なし。
20121006-2
20121006-3
もくもくと作っています。
予約をしていたお店に電話をして、
時間変更がOKだったので、
8時半に遅らせてもらいました。
ほぼ休憩無しのノンストップで、
作り続けました。
(ときどきお菓子をつまみながら・・・)
それでここまで完成。
(写真は翌日に撮ったものです)
腕も一部できていましたが、
まだつながっておらず、
胴体にはつけられませんでした。
骨盤も途中までできていました。
20121007-1
20121007-2
何も知らずに部屋に入ると、
絶対びっくりされますね・・・。
部屋の真ん中にぶら下がっている状態です。
その後はなかなかみんなで集まることが難しいので、
残りは私が完成させて、
昨日のクラスの時間を少し使い、
みんなで完成させました。
20121016
ちょっと内股。
組み合わせる前の骨盤をそこにいた2人の生徒さんに見せて、
上下、前後を聞いてみたら、
2人とも少しはずれました(おしい!)
それだけイメージがしにくいということだと思いますし、
実際にこういう状態で見たことがないということです。
ただ出産経験がある人は、
出産についていろいろ聞くと思うので、
もうちょっとイメージしやすいかと思います。
学校の理科室に気味悪い骨格模型はあったと思いますが、
そんなにしっかり見る人はあまりいないと思います。
ボーニーは気味悪くありませんし、
それどころか何となく愛嬌もあるので、
おすすめです。
ただし、完成させるには、
ある程度の根気と折れない心は必要です。
(紙はだんだん折れて、ひどいことになっていきます・・・)
昔1人で作った自分を褒めてあげたくなりました。
ヨガでもフェルデンクライスメソッドでも、
自分の骨格のイメージや意識があると、
また変わってくると思います。

過去のボーニー作成記はこちら。
http://lemove.blog54.fc2.com/blog-entry-24.html
(3)まであります。

目の保養に・・・


きれいだわ~~~。なんて美しいバランス。
ムキムキなんだけど、しなやかだぁ。
もう一つ。
この前個人ブログで紹介したインドの古典舞踊オリッシーの舞踊家、
ラフール・アチャリヤさんの動画。
お弟子さんでもある篠原英子さんのブログで紹介されています。
http://ameblo.jp/odissi-swastika/entry-10916389211.html
ラフールさんも美しい。ほ~。

3Dのからだ

昨日某サイトを見ていたら、
こんなのが紹介されていました。
実験的なサービス続々 グーグル・ラボの開発チーム来日
その中の「グーグル・ボディ(Google Body)」を早速見ました。
私が使っていたFirefoxのバージョンでは見られないようなので、
書いてあった試験版をインストールしました。
最初どう動かしてよいのかわからなかったのですが、
youtubeの動画があったので、
それを見て適当にいじりました。
こんなのが無料でパソコンで見られるなんて・・・。
股関節の位置も、骨盤の立体もわかりやすい!
以下はyoutubeにアップされているデモの映像です。

仙腸関節

マイブームで仙腸関節と書いたり、生徒さんから「カールくんの続きを楽しみにしています」とか言われたりしましたので、カールくんの仙腸関節部分をアップしました。骨盤が途中で切れてしまっていて、少し中途半端な写真ですが、仙腸関節は見えると思います。なかなか立体的です。カールくんの骨盤はかなり前傾しているので、一生懸命伸ばしたのですが・・・。
写真をクリックすると、大きくなりますよ。
※私のパソコンでは、写真をクリックして大きく表示された画像に、さらにカーソルを持っていくと、右下に「通常のサイズに伸ばす」というマークが現れ、そのマークをクリックするとさらに大きくなり、文字も鮮明に読めるようになります。皆様のパソコンでもそうできますか?
仙腸関節