目の使い方と口の中

この前の投稿で、エラット先生のFIを受けた話を書きました。

帰り道はメガネをはずして歩き、

新幹線の中でもメガネをはずして駅弁を食べてみました。

 

私は寝るとき以外はほぼメガネをかけています。

何かを食べるときもメガネを外すことはありません。

(ATMをするときは外します)

 

駅弁を食べるときにあれっ?と思ったのは、

噛むときにいつもよりも奥歯を感じるのです。

 

メガネをしていると、メガネのレンズの範囲内でしか目を動かさないようになります。

私の場合は特に焦点を合わせるように動くらしく、

目を柔らかく使うのはあまり上手ではありません。

それでも昔とは運転中に見ている範囲が変わりました。

 

昨日ご飯を食べながらわざとメガネを外してみたり、

着けてみたりしてみました。

そうすると前歯の当たる音が少し変わりました。

メガネを着けたときの方が前歯の音が大きくなりました。

目の状態は噛み合わせや口腔内にも影響があるのです。

 

フェルデンクライスのATMの後は、目のレッスンでなくても

目の見え方が変わることがよくあります。

目の動きは首の動きや全身の動きととても関係があります。

それは今までも感じていましたが、

物を食べるときの目の状態が顎の動きを左右することを

実感したのは初めてでした。

 

昔々ティック・ナット・ハンのリトリートに参加したことがあります。

食事の際は話をせずに、食べ物に意識を向けて丁寧にゆっくり何回も噛みながら食べます。

今から思えば、そのような食べ方は口腔内の動きも変わるのではないかと思います。

意識は動きに影響します。

 

私はついテレビをみながら食事をすることも多いのですが、

メガネを外してソフトアイで食べるだけでも

変わるものがありそうです。