背骨の始まり (2005年9月2日)

 生徒さんの9割は私が今まで「背骨を伸ばしましょう」と言っていた時は、首の付け根、頸椎7番くらいまでしかイメージしていなかったということが、つい最近判明した。ちょっとクラクラした。


 でも、考えてみれば学校でも習っていないし、よほど興味があったり、ケガをしたりしなければ知らないことなんだと思った。死ぬまで背骨はどこからどこまでなので知らない人は多いに違いない。もちろん、知らないと不幸だということもない。ただし、ヨガをやるには、知っていないより知っていた方がいいでしょう。
 というわけで、家のカールに登場してもらいました。背骨の骨の一つずつは椎骨(ついこつ)と言います。上から頸椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)となっています。それぞれ、7個、12個、5個ずつ椎骨が重なっています。写真をクリックすると大きくなります(少し時間がかかるかも)。
 とここまで書きましたが、ちょっとチェックのために調べてみたら、「背骨」はいわゆる一般用語で解剖学用語ではないらしい!私が持っている「分冊解剖学アトラスⅠ」の索引には「背骨」は無かった。えっ、そうなんだ。正確には「脊柱」で、頸椎から仙骨と尾骨まで含めて脊柱だった!辞書を引くと、背骨=脊柱となっているので、背骨も尾骨までですね。
 背骨は見てわかるように、頭蓋骨の付け根から上側は始まっています。こうやってみると、体の中心って感じでしょう。
脊柱

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