ヨガのおかげ

 ヨガを教えているので、身体に何の障害もないかというとそんなことは全く無い。私は大学1年の時に部活で左膝を強く打撲する怪我をし、そのことが原因で大学4年生の時に左膝がひどいことになり、診察を受けたら前十字靭帯、外側側副靭帯、内側側副靭帯の3本の靭帯が損傷(ほぼ切れていた)していることが判明し、前十字靭帯形成術、外側側副靭帯形成術を受け、2ヶ月入院した。
 その後、31歳まで左膝からサポーターを外したことがなかった。たまにすごく調子が悪くなり、精神的にもひどく落ち込んだりもした。
 ヨガを始めたのは31歳からなので、ちょうどサポーターを外した頃からだった。前にもどこかで書いたけれど、ヨガを続けた理由の一つは脚の筋力をつけたいこともあった。靭帯が悪い場合は、筋力で補うしかない。
 最近、少し膝を曲げたりする時の音が変わってきたことと、たまに不安定感があることもあり、10年ぶりくらいに整形外科に行った。手術から約20年が経ち、自分の膝がどういう状態なのか知っておきたいこともあった。
 調子が良くないから診察を受けたのだけれど、先生に褒められた。20年前の靭帯形成術でここまで戻っているだけでも大したもんですよと言われた。靭帯も確かに緩んではいるけれど、20年前の技術では手術しても結局うまくいかなかったことも多かったらしい。千葉県の松戸市で手術を受けたのだけど、先生の腕も良かったんだろう。
 理学療法士の先生にも、うまく使っていると褒められた。とりあえず、今のように続けていってくださいと言われた。今のやり方を肯定されたようでずいぶんうれしかった。
 まだMRIの結果がわからないので、半月板もしくは軟骨を痛めているかもしれないけど、どうやらヨガを続けていることがずいぶん助けになっているらしい。
 そういえば、今までも膝が痛くなったり、調子が悪いことはよくあったけど、ヨガをやめようとか思ったこと無いなあ。昔は階段を上がるのがかなり厳しいくらい調子が悪くなったこともあり、「こんな状態でどうなっちゃうんだろう・・・」とすっかり落ち込んだ時もあったが、だからヨガをやめようという発想は出てこなかった。そのときは、ヨガの練習は休んではいたけど。
 誰でも調子がいい時も悪い時もある。あまり逆らわずに、無理せず続けられればいい。
 また、精神的に何かあると自分の身体の一番弱いところに反映されるように思う。かって、すごく膝が痛くなった時は、何らかの出来事に重なっていることが多かった。身体って素直で面白い。 

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